矯正治療の後戻り
こんにちは!
涼しい日が増えました、みなさん体調はいかがですか?
外に出ると金木犀のいい香りがして、
いい季節ですよねえ♡
道端の彼岸花も秋を感じさせてくれます。
今回は矯正治療のあとの後戻りについてです。
矯正には、ワイヤーブラケット矯正やマウスピース矯正、
部分的な歯列の乱れを整える部分矯正
などがありますが、どんな治療法においても、程度の差はあれ、必ず後戻りが生じるものです。
従って、矯正した後には保定期間(後戻りを防止する装置を付ける期間)を設けており、
矯正治療の欠かせないプロセスとなっています。
リテーナーには大きく分けて取り外し可能なタイプと、固定するタイプに分かれます。
さらに、取り外し可能なタイプは、プレートタイプとマウスピースタイプのものがあります。
プレートタイプは「ベックタイプリテーナー」などがあり、一般的に多く使われています。
歯の表側にはワイヤー、裏側にはプラスチックのプレートがぴったりと付く構造になっています。
噛み合わせの面が覆われていないので、美しい歯並びを保ちながら、
噛むことで少しずつ歯が動き、安定した噛み合わせに落ち着くことができます。
マウスピースタイプは「クリアリテーナー」などがあり、
透明な樹脂等の素材で出来ているので、目立ちにくいのが特徴です。
こちらは噛み合わせの面が覆われているので、噛み合わせを安定させるのには向きません。
見た目を気にされる方や、プレートタイプが使用できない場合に使用します。
また、短時間で作ることができるので、
プレートタイプのリテーナーを作製する間の簡易的なリテーナーとして使用する場合もあります。
固定するタイプのリテーナーは「フィックスタイプ」と呼ばれ、
歯の裏側にワイヤーを接着して固定します。
取り外しタイプに比べて保定する力が強いので、後戻りの恐れが大きいケースなどに使用します。
矯正治療というのは、矯正装置が外れて終わりではありません。
美しい歯並びを保つには、リテーナーをしっかりと使う必要があります。
ただし、リテーナーを使っていても、噛み合わせや筋肉などの影響で、
多少の後戻りが起こる場合があります。
いつまでリテーナーを使うかは、
どの程度美しい歯並びを保ちたいかというご本人の希望によって変わります。
リテーナーの使用を終えても、定期的に歯科医院のチェックを受けて、
美しい歯並びを保つようにしたいですね。