まくり歯科ブログ BLOG

歯がしみる!なぜ?どうすれば?

不安定な天候が続いていますが、みなさまお元気ですか?

週末ってなると雨が降ってげんなりしちゃいます。

そろそろ梅雨の季節もやってきます・・・・。

天気が悪いと気分も落ち込みがちになりますが

まくり歯科クリニックは今日も元気いっぱい診療してます!(笑)

 

今日は「知覚過敏」についてです。

歯がしみると、「え?虫歯かな?」と思ってしまう方も多いですよね。

なぜ歯がしみてしまうのか?その原因と治療法についてご説明していきますね。

歯がしみる原因は、大きくわけて以下の3つです。

1.虫歯

虫歯も小さいと症状が出ない場合も多いのですが、

ある程度の大きさになると、しみるという症状が出てきます。

甘いものを食べるとしみる、冷たいものや熱いものを食べると

しみるといった感じです。

次に紹介する知覚過敏と比べ、

痛みが長時間続く、歯に変色が見られる、などの特徴があります。

2.知覚過敏

実は歯がしみるという症状の原因で一番多いのは知覚過敏です。

人の歯茎は歯周病がなくても加齢とともに歯茎が退縮していきます。

歯茎が退縮すると歯の根が見えてきます。

歯の根は、元々歯茎から出ている部分と違って、

エナメル質という硬い殻のような組織がありません。

象牙質という顕微鏡でみると穴のあいた組織が

むき出しになってしまっている場合が多いんです。

その象牙質の穴の部分は歯の神経と交通していて、

刺激するとしみてしまうのです。

これが知覚過敏の原因です。

3.その他

人の感覚は様々ですので、痛いというのとしみるというのは感覚が似ていて、

様々な状況でしみるという感覚が出てくる場合があります。

例えば神経が死んでいる歯で、歯がしみるはずがない!

という患者様でも歯茎の腫れ、

痛みがしみるという感覚に感じていたりする場合があります。

ですので、歯がしみると感じていても実は歯茎が痛かったり、

歯が悪くなっている場合もあるんですよ。

歯がしみる場合(知覚過敏)の治療法

歯がしみるといった場合、一番多いのが知覚過敏です。

本日は知覚過敏になった際の治療法についてご説明していきます。

1.歯のシミ止めを塗る

まずは歯を削る必要のない、シミ止めを塗っていくという治療から始めます。

シミ止めの薬剤は、むき出しになってしまっている象牙質の穴(神経と交通している部分)

を塞ぐという目的があります。

歯ぐきが下がり、象牙質が露出してしまっている部分を確認し、薬剤を塗り込みます。

この薬剤は、1回目、2回目で効果が現れなかったとしても、

3回目で初めて効果が出るという事例もあります。

そのため、当院では1回の塗布に時間をかけるだけでなく、

薬の効果が出なかった場合も、

繰り返し薬剤を塗布するようにしています。

薬剤の塗布によって効果が出た場合、

薬剤は神経と交通している穴の奥までしっかりと入り込んでいるため、

その効果は長期間持続します。

2.表面を削って詰める

シミ止めを念入りに塗ってもなかなか効果が出ない場合もあります。

そのような場合には、歯の表面を削って詰めます。

これは象牙質の封鎖をより確実にして、

刺激を減らすという目的で行います。

表面一層でも削ってしまいますので、治療は慎重に行うようにしています。

この治療まで進むと、ほとんどの人はしみを感じなくなります。

3.神経を取る

どうしてもシミがとれず、生活に支障が出てしまっている場合にはやむを得ず神経を取ります。

神経を取ると痛い、しみるという感覚はなくなりますので、ほぼ100%しみる事はなくなります。

しかし、神経を取るには歯を大きく削らなければいけないので、

それによって歯がもろくなってしまいます。

ですので、安易に神経を取るのではなく、生活に支障がある場合のみにしています。

 

長くなってしまいましたが、

しみる、と、痛い、は似ていて

とっても不快なものです。

症状があったらすぐご連絡くださいね!

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